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 長野県の北部にあり、志賀高原や山ノ内温泉郷等の観光地、リンゴ・ブドウなどの果物畑、自然豊かな高原を自負している山ノ内町の中央公民館です。また、温泉を楽しむニホンザル(スノーモンキー)でも有名になり、外国からのお客様も多くなりました。このブログでは、山ノ内町の公民館活動を始め、伝統文化、行事、人々の営み、文化財、季節、自然などの情報を発信し、故郷山ノ内町を見つめ直したいと思います。   

2011年8月1日月曜日

志賀高原夏期大学2日目 宇宙に思いを馳せました


第31回志賀高原夏期大学2日目(最終日)はJAXAから小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジンに携わった清水幸夫さん(写真左下)、宇宙教育センター長、中村日出夫さんをお迎えして講義をしていただきました。

午前中は「日本の宇宙科学の探究とそのチャレンジ~「はやぶさ」の成果を中心にして~」と題して清水先生からお話しをしていただきました。「はやぶさ」が着陸し鉱物を採取した小惑星イトカワの長径が540mということをお聞きし、ピンポイントで着陸する科学技術に改めて驚きました。またイトカワを形からラッコと見て話をしていたことなどエピソードを話していただきました。さらに「はやぶさ」の後継として小惑星探査機2014年打ち上げを計画されている話もお聞きしました。

午後は「これからの理科教育と宇宙教育~求められる科学リテラシー~」と題して中村先生(円内写真)から講義をいただきました。子どもの心に火をつけるために理科教育、宇宙教育のあり方、方向性についてお話しをいただきました。宇宙空間で開けるアンテナが「ミウラ折り」という折り方で折られていることや、宇宙ステーションで飲まれている水の作り方を楽しい実験を通して解説していただきました。ちなみに運搬費なども含めるとコップ1杯40万円ということです。

星空を眺めて宇宙に思いを馳せた頃から、なんと技術が進歩したことか。さまざまなことを考えた講義でした。

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