第31回を迎える「志賀高原夏期大学」が28日(木)山ノ内町文化センターで開講されました。大正末期から「山ノ内夏期大学」が戦後一時中断され昭和56年、名称を「志賀高原夏期大学」として再スタートし今年が31回目となります。
一日目の講師として信州大学人文学部教授山本英二先生を迎えて、「高校教科書で学ぶ日本史」と題して午前と午後の4時間講義をしていただきました。先生は山ノ内町出身でもあり会場は大勢の聴講者で一杯となりました。
教科書で習った日本史の内容の中には近年の研究で真偽があやふやな事も浮き彫りになってきているそうです。「元寇」で吹いた風は台風なのか寒冷前線の通過なのか、「元寇」という表記が最近の教科書では「蒙古襲来」という表現に変わってきていること、また「慶安の御触書」は慶安年間に全国的に公布されたのか研究で疑問視され教科書の扱いが変わってきていることなど興味深いお話をお聞きできました。
2日目は、理系の講義としてJAXAから小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジンに携わった清水幸夫先生に午前中、午後は同じくJAXA宇宙教育センター長中村日出夫先生から宇宙教育について講義をいただく予定です。
志賀高原夏期大学は、どなたでも受講できます。また当日申し込みもできますのでご参加ください。
開講時刻は10:00~12:00、13:00~15:00です。会場は山ノ内町文化センター3階ホールです。
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