第10回長寿大学では、中野落語研究会のお二人に落語を演じていただきました。
一席目は、飲々亭冷奴(のみのみてい ひややっこ)さん。お題は「代書屋」という落語でした。まくらでは最近の病院の様子を面白くお話しされ、本題では代書屋と依頼主のおもしろおかしい掛け合いの噺にホール内は引き込まれ、大きな笑いが響きました。
二席目は、理髪屋文正(りはつやぶんしょう)さん。お題は「死神」でした。三両の借金の工面に駆け回るが、どうしても工面できない。そこに以前助けられた死神が姿を現します。その死神から命を助けることができる呪文を教えてもらい、占い医者になった主人公が繰り広げる滑稽な話です。最後は、自分の命のろうそくをくしゃみをして自分で消してしまうという落ちの落語でした。
昔はラジオやテレビなどで落語を聞く機会が結構あったのですが、最近は少なくなりました。お笑いも今や漫才などがメディアで取り上げられることが多くなりましたが、日本の古典芸能である落語の中にある笑いや人情噺を大事にしたいなと思いました。
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