湯田中温泉には小林一茶が逗留し、温泉街に一茶の句碑が建てられていることは前にこのブログで紹介しましたが、渋温泉には葛飾北斎の川柳の句碑がたくさん建てられています。
石畳の温泉街を歩くと、外湯が目につきますが、旅館の植え込みなどに大理石の句碑がたくさん建てられている事にも気がつきます。この句碑は信州小布施に滞在し、浮世絵はもとより岩松院の大本堂天井絵「八方睨み鳳凰図でも有名な葛飾北斎の川柳です。
渋温泉街には187の北斎の川柳句碑が点在しています。187句の内訳は、江戸時代の川柳句集「誹風柳多留(はいふうやなぎだる)」の中から卍北斎の句、182句と北斎没年までの五句ということです。
北斎が渋温泉を訪れたかどうかは文書に残っている訳ではなく、「高井鴻山が北斎を案内して来たのさ。」という口伝はあるということです。信州小布施に滞在したのですから、渋温泉を訪れ湯治をしたのではないかと想像することもできます。
187の句碑を巡るには時間がかかります。ましてや句を味わいながら巡るには相当時間がかかりますが解説本(北斎は川柳も詠んでいた)を参考にして巡ってみたいと思っています。
参考文献(「北斎は川柳も詠んでいた」「謎解き北斎川柳」 宿六心配著)※渋温泉旅館組合で購入)(「志賀高原を訪れた文化人」山ノ内町中央公民館編)
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