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 長野県の北部にあり、志賀高原や山ノ内温泉郷等の観光地、リンゴ・ブドウなどの果物畑、自然豊かな高原を自負している山ノ内町の中央公民館です。また、温泉を楽しむニホンザル(スノーモンキー)でも有名になり、外国からのお客様も多くなりました。このブログでは、山ノ内町の公民館活動を始め、伝統文化、行事、人々の営み、文化財、季節、自然などの情報を発信し、故郷山ノ内町を見つめ直したいと思います。   

2010年8月25日水曜日

「強い選手は美しい」 小平奈緒さん、結城コーチトークセッション


8月22日(日)山ノ内町文化センターで「小平奈緒、結城匡啓コーチトークセッション」~師弟のきずな メダルへの道~が、山ノ内町商工会主催で開催されました。

小平奈緒さんは茅野市出身で3才からスケートをお父さんのコーチで始めたそうです。小さいときからオリンピック選手の夢を持っていたそうですが、「私はオリンピック選手になりたいという夢でなくてオリンピック選手になるんだろうなと、すごくいい勘違いをしてたんです。」と話されました。そして両親はじめ大勢の皆さんのおかげで出場できたという感謝をしていると言うことも話されました。

結城コーチは、小平選手を中学生の時にはじめて見たそうです。「足の力があるな。荒削りだった」そんな印象だったそうです。信州大学で小平選手のスケートや学業の指導をされましたが、小平選手に苦手な部分のメニューをセットしたそうです。メニューをやりきった後、小平さんは「こういう練習をしたかったんです」と言ったそうです。そしてそんな練習に対して「つらいとは感じますが、いやだとは思ったことはないです」と話されました。目標を達成するための積み重ねを大事にしている、そして自分に対しても厳しさがある人だと感じました。

トークセッションの中でオリンピックや小平選手の小さい頃の映像なども流されました。それを食い入るよう見ている小平選手と結城コーチの姿が印象的でした。映像を見て小平選手は「へたくそだ」と結城コーチにつぶやいたそうです。今はもっと上手に滑れるという自信があるそうです。常に課題を持って練習をしていてその積み重ねが自信につながるのだなと思いました。

最後に結城コーチの「強い選手は美しいです」という言葉が強く印象に残りました。美しい・・・滑る姿も勿論でしょうが、日常の姿勢や言葉、所作など全てのものが美しいのだろうなと思います。

参加者に銀メダルを気軽に見せたりさわらせたりし、笑顔で対応する小平選手がとても美しく見えました。

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