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 長野県の北部にあり、志賀高原や山ノ内温泉郷等の観光地、リンゴ・ブドウなどの果物畑、自然豊かな高原を自負している山ノ内町の中央公民館です。また、温泉を楽しむニホンザル(スノーモンキー)でも有名になり、外国からのお客様も多くなりました。このブログでは、山ノ内町の公民館活動を始め、伝統文化、行事、人々の営み、文化財、季節、自然などの情報を発信し、故郷山ノ内町を見つめ直したいと思います。   

2011年1月7日金曜日

七草の日に本格的な積雪となりました。

中央公民館から役場をみる
1月7日(金)、昨日から強まった冬型の気圧配置で山ノ内町でも本格的な雪となり、まとまった積雪(湯田中では約15cm)となりました。朝から家々の”けだし”では”雪かき”をする人が見えました。
道路は除雪車が出動してくれますのできれいになりますが、”けだし”まではそれぞれの家の仕事です。
ところで世代によってはけだし”と言われても何のことか理解できません。ましてや方言ですから分からない人も多いと思います。けだしは、「玄関から道路までの玄関先の通路」というような雰囲気で理解していただいてもいいと思います。中野市中央公民館発行「ふるさとの方言」(平成4年)には「門先の道をいう」と書かれています。またインターネットの”長野県の方言のページ”には、「玄関先」と書かれています。(http://www6.shizuokanet.ne.jp/kirameki/hougen///nagano.htm

7日は「七草がゆ」をいただくという習わしがあります、七草は今でこそスーパーマーケットなどで手に入りますが、雪の深い地域では七草全部(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を手に入れることはできませんでした。1996年に山ノ内町中央公民館・町文化協会発行「山ノ内の食文化」によれば、「この辺は雪が多いので、せり、大根、人参、家にある青菜でおかゆを作ります」と書いてあります。
今日は七草がゆですが、この風習はどのくらい生きているのでしょうか。

参考 ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E8%8D%89

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