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 長野県の北部にあり、志賀高原や山ノ内温泉郷等の観光地、リンゴ・ブドウなどの果物畑、自然豊かな高原を自負している山ノ内町の中央公民館です。また、温泉を楽しむニホンザル(スノーモンキー)でも有名になり、外国からのお客様も多くなりました。このブログでは、山ノ内町の公民館活動を始め、伝統文化、行事、人々の営み、文化財、季節、自然などの情報を発信し、故郷山ノ内町を見つめ直したいと思います。   

2011年1月24日月曜日

寒じた朝に思うこと

昨夜は晴れ上がり満天の星空でした。オリオン座をはじめ冬の星座がキラキラと輝いていました。
今朝は放射冷却のためかとても寒じた朝でした。車のフロントガラスにはきれいな氷の結晶がついていました。リンゴ畑の中は今朝の寒さで雪が堅くしまって人が乗っても穴が開かない状態でした。

「寒じる」という言葉は「とても冷え切る」という意味で、北信地方(長野県の北の地域)の方言です。少し年配の方は、冷え切った朝「今朝は寒じたなあ」などと挨拶をします。

こんな朝、昔の子どもたち・・・・昭和30年代・・・・は学校まで田んぼや畑の中を通って登校したものです。前日溶けた雪の表面が凍って堅くなり子どもの体重を支えるくらいになるのです。そんな雪の上を通れば、学校まで近道ができますし、遊びながら登校できました。

孟宗竹で作った「竹スキー」をランドセルに差し込んでおいて、適当な田んぼの土手を見つけては、竹スキーで滑るのが楽しみでした。時には堅くしまっているはずの雪に長靴ごと踏み込んでしまい田んぼの泥にはまってしまうこともありました。みんなで大笑いをしたりしながら学校へ通ったものでした。

今そんなことをしている子どもはいませんが、昔はおおらかでよかったなあとノスタルジアを感じる寒じた朝でした。

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