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 長野県の北部にあり、志賀高原や山ノ内温泉郷等の観光地、リンゴ・ブドウなどの果物畑、自然豊かな高原を自負している山ノ内町の中央公民館です。また、温泉を楽しむニホンザル(スノーモンキー)でも有名になり、外国からのお客様も多くなりました。このブログでは、山ノ内町の公民館活動を始め、伝統文化、行事、人々の営み、文化財、季節、自然などの情報を発信し、故郷山ノ内町を見つめ直したいと思います。   

2011年3月11日金曜日

第14回長寿大学「はやそばと食文化」3/10


今回の長寿大学は「はやそばと食文化」と題して「須賀川はやそばの会」の田中久夫さんに講演をしていただきました。
講演の前には、会員の皆さんから聴講生の皆さんに「はやそば」を振る舞っていただきましたが、初めての方もいらっしゃって「おいしい。おいしい」という声が方々から聞こえてきました。

「食いしん坊万歳」というテレビ番組で紹介され、その後平成13年に長野県無形民俗文化財に指定された須賀川のはやそばは、手のかかる「そばきり」とは違って、短時間にできます。昔は、小腹の空いたとき食べたそうです。また一説では「そばきり」は祝い事のときにしか食べられないので、大根の千切りを入れてそば粉とまぜ、そば切りの雰囲気を出したものだとも言われています。
「おらほの村にはなんにもねやさ」ではなく、たくさんの文化や伝統がある。食材も野山にたくさんある。地域でとれる食材を使って食文化が伝えられてきた。それを誇りに思わないでいてはいけない。文化は飾ってあるものではなく、生活に密着したところにある。と田中さんは話されました。そして器も地域の竹細工や葉を使って心を込めてお客さんに出すこと、説明して出すことが”おもてなし”だとも話されました。
須賀川はやそばの会では、地域の食材を使った季節季節の「野趣を喰らう会」も開催しています。まず行動しなければ何も始まらないという言葉が印象に残りました。

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