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 長野県の北部にあり、志賀高原や山ノ内温泉郷等の観光地、リンゴ・ブドウなどの果物畑、自然豊かな高原を自負している山ノ内町の中央公民館です。また、温泉を楽しむニホンザル(スノーモンキー)でも有名になり、外国からのお客様も多くなりました。このブログでは、山ノ内町の公民館活動を始め、伝統文化、行事、人々の営み、文化財、季節、自然などの情報を発信し、故郷山ノ内町を見つめ直したいと思います。   

2010年9月22日水曜日

年1回の公開 山ノ内町文化財「寺崎廣業の大幟」

今年の東小運動会にて

9月は運動会のシーズンです。山ノ内東小学校では9月18日(日)に運動会が行われました。前日の雨でグランドコンディションは完全ではありませんでしたが、子どもたちは青空の下、元気に競技をしていました。

写真は毎年山ノ内東小学校運動会の折に掲揚している大幟(おおのぼり)です。この大幟は東京美術学校教授、文展審査員、帝展技芸員を歴任した寺崎廣業(てらさきこうぎょう)生年: 慶応2年 (1866) 没年: 大正8年 (1919))の作で、山ノ内町有形文化財として指定されているものです。永平寺住職日置黙仙大和尚や地区の旅館の主人が山ノ内町上林地籍に寺崎廣業に別荘を提供したことなどの縁があり大幟が山ノ内町に残されています。その別荘は廣業の没後、廣業寺として残されました。

山ノ内町文化財一覧より
信為万事本」(信を万事の本と為す)と揮毫された大幟と富嶽水墨画の大幟は両方とも縦9.75m横2.6mです。
この「信為万事本」という言葉は、政治家や経営者の方々の座右の銘で見かけます。「世の中全てのことの根本は信頼、信義である」という意味ですが、東小学校で大事にされ毎年運動会に掲揚されてきたことは意義深いことだなと思います。

下記リンクに詳しい説明があります。(寺崎廣業と廣業寺)
http://www5a.biglobe.ne.jp/~yamanoyu/terasaki-kogyoo.htm
下記リンクは「山ノ内町の文化財一覧」です。
http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/bunkazai/kyoi_06.htm

廣業寺近くには、志賀高原ロマン美術館、スノーモンキーで有名な地獄谷野猿公苑もあります。また、壺井栄が代表作「二十四の瞳」を書いた宿もあります。
【廣業寺の地図】

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