「少にして学べば則ち壮にして為すこと有り 壮にして学べば則ち老いて衰えず 老いて学べば則ち死して朽ちず」と書かれています。この言葉は、江戸末期の儒学者佐藤一斎の言葉です。
2001年時の総理大臣であった小泉純一郎首相が、教育関連法案の審議で佐藤一斎の言志四録について述べて、この言葉を紹介したことから有名になりました。
「少年の時に学んでおけば、壮年になって役に立ち、何事かを為すことができる。壮年の時の学んでおけば、老年になっても気持ちは衰えない。老年になっても学んでおけば死んでからもその名は朽ちることはない。」と致知出版社発行「佐藤一斎一日一言~言志四録~を読む」に解説がありました。
子どもに「どうして勉強をしなくてはならないの?」と聞かれます。「大人になって役に立つからだよ」とか「勉強しておかないと後で困るよ」などと答えるのですが、なかなか説得力がありません。説得力は、そう話す人の人間性や深さや重さなどから生まれて来るのではないかと思うのです。
佐藤一斎という偉大な先人の残した言葉には、深さや重さがあります。公民館活動で学び続けている皆さんからも深さや重さを感じます。
佐藤一斎の言葉「春風を以て人に接し、秋霜を以て自ら粛(ツツシ)む」
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