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 長野県の北部にあり、志賀高原や山ノ内温泉郷等の観光地、リンゴ・ブドウなどの果物畑、自然豊かな高原を自負している山ノ内町の中央公民館です。また、温泉を楽しむニホンザル(スノーモンキー)でも有名になり、外国からのお客様も多くなりました。このブログでは、山ノ内町の公民館活動を始め、伝統文化、行事、人々の営み、文化財、季節、自然などの情報を発信し、故郷山ノ内町を見つめ直したいと思います。   

2011年6月16日木曜日

電力節約 緑のカーテン

先日庭先にゴーヤを植えている家の前を通りました。緑のカーテンと食材にされるのだそうです。中央公民館でも昨年に引き続いて「イリオモテアサガオ」で、緑のカーテンを作っていますが、気温も上がってきて順調に育っています。

緑のカーテンを作る家庭が今年は多いそうです。それは原発事故の影響で電力節約が叫ばれていることと大きな関係があるようです。スイッチを入れさえすれば電気が通じて、停電なんて全く心配しなくなった最近、深夜までこうこうと電灯がついているのが当たり前のような私たちの生活を見直す事となった今回の事故です。

以前ある学校で大きな畑を借りて大豆を作ったそうです。その大豆畑に面したお宅の方から、「今年は大豆畑のおかげでエアコンもあまり使わなくてすみました」というお話をお聞きしました。大豆畑から吹いてくる風は涼しいんだそうです。植物は空気をかえる力を持っているんだなと思いました。
緑のカーテンになる植物は他にもありますが、中央公民館ではフウセンカズラとアサガオの苗を育てています。余ったらお分けすることもできますので、一声かけてください。

大震災・原発事故から3ヶ月も過ぎましたが、被災された方々の生活は元に戻らず大変な生活をされています。テレビ等のメディアでは、震災の状況から被災された皆さんの大きく変わってしまった生活や人生に切り込んでの報道が多くなり、この震災の影響の大きさを感じます。
イリオモテアサガオの緑のカーテンをみながら、震災、原発、命、自然との共存について考えさせられました。

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