自分の写真
 長野県の北部にあり、志賀高原や山ノ内温泉郷等の観光地、リンゴ・ブドウなどの果物畑、自然豊かな高原を自負している山ノ内町の中央公民館です。また、温泉を楽しむニホンザル(スノーモンキー)でも有名になり、外国からのお客様も多くなりました。このブログでは、山ノ内町の公民館活動を始め、伝統文化、行事、人々の営み、文化財、季節、自然などの情報を発信し、故郷山ノ内町を見つめ直したいと思います。   

2012年2月29日水曜日

もうすぐ雛祭りです

今週土曜日、3月3日は「桃の節句」雛祭りです。長野県では”月遅れ”で4月に行われるのが一般的です。土人形で有名な中野市の「雛市」も3月31日、4月1日に行われ、「土びな」を求める人が県内外から訪れます。

先日一足先に、お雛様をいただきました。幅5cm、奥行3.5cmの台座の上に折り紙で作られた「お内裏さまとお雛様」(本来は男雛と女雛一対をお内裏さまというそうですが、童謡「うれしい雛祭り」の歌詞から分けるのが一般的になったそうです。)です。
顔の部分は何でできていると思いますか?フウセンカズラの種子ですが、ハートの形をした部分を上手に使っていてかわいいお雛様です。

ところで、「第8回ぶらり北信州ひな巡り」のというイベントが3月3日から始まります。オープニングが3日(土)湯田中駅隣接「楓の館」で開催されますが、公民館活動でお世話になっている「らくのう座」の太鼓演奏や山ノ内町発祥のコカリナ演奏があります。お出かけください。

問い合わせ先:山ノ内町観光連盟 TEL0269-33-2138 
主催:雛の祭りやまのうち実行委員会

2012年2月28日火曜日

長野電鉄で出会った光景・・二つ

2/25午後1時30分頃2000系を撮影する皆さん
河東線(屋代・須坂間)が今年3月末で廃線となる前に、しなの鉄道が「志賀号」を軽井沢~屋代を運行し、あわせて長野電鉄が屋代~信州中野を「スノーモンキー号」、信州中野~湯田中をすでに現役引退している2000系電車を走らせようという企画が、2月25日(土)にありました。この運行を写真に撮ろうと、夜間瀬川鉄橋はカメラマンで賑わいました。

かつて長野電鉄には国鉄(現JR)から列車が乗り入れて湯田中駅まで運行していたことがあります。それは昭和37年に「志賀号」というディーゼル列車で、上野から屋代経由で、須坂、湯田中まで運行していました。昭和38年にはディーゼルから電車に代わり昭和57年まで運行していました。今のように自家用車やバスで旅行をする時代ではなかった頃、スキーや温泉に大勢の皆さんが利用していました。オレンジと緑色の車体が思い出されます。

そんな賑わった土曜日から週明けの月曜日の朝、湯田中から二つ手前にある「夜間瀬」駅で素敵な人に出会いました。高社山を背にしてうっすらと積もった雪を掃いている方。写真を撮らせていただきながらお聞きすると、近くの食堂の方で昭和33年から54年間、毎朝掃除をされているということでした。
きっと利用者の皆さんが雪で滑らないように、また気持ちよく通勤、通学ができるようにという思いが込めて掃除をされているのだと思います。頭が下がります。

2012年2月27日月曜日

中央公民館「生涯学習フェスティバル」においでください


今年も山ノ内町中央公民館では「生涯学習フェスティバル」を開催いたします。公民館や地域で活動されている団体に協力をいただき、体験することを通して公民館活動や地域活動に参加していただくきっかけとなることを期待しています。

気楽に体験できるコーナーをたくさん用意いたしました。また須賀川名物「はやそば」や「エスニック料理」のサービスもあります。オープニングでは 「やまぴよカラーズ」の皆さんによるブラスバンド演奏があります。友達、ご近所でお誘い合わせ、中央公民館まで足を伸ばしてください。
  1. 期日 3月10日(土) 午前10時~午後3時
  2. 会場 山ノ内町文化センター
  3. 体験 画像をクリック、拡大してご覧ください。
  4. 費用 各体験コーナーによって違います。
  5. 問合 山ノ内町中央公民館 ℡ 0269-33-1120


2012年2月24日金曜日

古い写真から「温故知新」

「山ノ内町の古い写真を見せていただけませんか?」とお願いしていたところ、地域の方から左の写真(上)を送っていただきました。湯田中駅前で修学旅行に出発する子どもたちの写真です。

この写真は約40年前のものだということですから、1970年頃でしょう。修学旅行に出かける子どもたちの服装、リュック、帽子などは、今の子どもたちにとって「ダサイ」の一言でしょうか。でも、お父さんやお母さんが用意してくれたカーディガンを着て、精一杯のおしゃれをしています。

背景に見える建物は下の写真(2012/2/22撮影)と比べてみると変化や、変わっていないものを見ることができます。看板を見ると時代の変化も分かります。「志賀草津高原ルート 定期観光バスのりば」という看板は、その当時、定期観光バスが運行していたよき時代を思わせてくれます。また今は当たり前になっている「冷暖房完備」の看板も懐かしい看板です。

「温故知新」・・・22日の南小学校5年生の発表に触発され、山ノ内町の宝を、どう活用するか考えてみたいと思いました。

2012年2月23日木曜日

山ノ内町を元気にしたい・・南小5年生が発表


2月22日(水)、山ノ内町立南小学校5年生の皆さんが、山ノ内町をもっと元気にしたいという願いをもって「総合的な学習」で調べたことや自分たちのアイデアを町の理事者や議員、役場関係者の皆さんに発表しました。

先ず子どもたちは自分が選んだ山ノ内町についての「私の宝」を発表しました。「軒先に下がるつららが好き」「伊沢川に舞うホタルは天然のイルミネーション。見ていると優しい気持ちになれる」「道の駅に出すシメジを手伝うことが嬉しい」「大湯でいろいろな人と出会える」「高社山の姿が美しく見えること」など一人ひとりが写真で示しながらはっきりと発表しました。

次に山ノ内町への観光客数の減少から何とかしないといけないと考え、4つのグループで考えた山ノ内町を活性化させるアイデアを発表しました。その中の一つ「新エネルギーの活用」グループでは、山ノ内町の豊かな自然を守るためにも豊富にある温泉の活用のアイデアが発表されました。「温泉熱を暖房に活用する」「融雪に活用する」「発電に活用する」などの考えが出されました。そして今すぐできるエネルギー節約術として「早く寝る」「リサイクルをする」「車をなるべく使わないで歩く」「使っていない部屋の電気は消す」「不必要なものは買わない」などのアイデアが出され、聞いていた皆さんは頷いたり笑みを浮かべたりしていました。



2012年2月22日水曜日

快晴の高社山から、そしてリンゴ畑から

horigomeさん提供
昨日は朝からとてもいい天気でした。しかし放射冷却の影響から、一段と冷え込みも厳しい朝でした。

そんな中、高社山麓にあるスキー場最上部からカモシカの写真が届きました。カモシカが山ノ内町を見下ろしているかのような写真です。手前の雪がキラキラ光っていて冷え込みも想像できるかと思います。
里のリンゴ畑では剪定する農家の方が高社山をバックにして作業をしていました。美味しいリンゴを育てるために雪解け前から選定の作業をします。この剪定が美味しいリンゴを育てるために、また今後の作業をしやすくするためには重要な作業ということです。

あと一月半もすれば山ノ内町に春が来ます。それまで冬を楽しみたいものです。


2012年2月21日火曜日

夜空の季節だより「オリオン座の星雲」

昨日2月20日の夜は快晴、月もなく星がたくさん見えました。南には冬の代表的な星座「オリオン座」「おおいぬ座」が、東には「獅子座」、北には「おおぐま座」の北斗七星、「カシオペア座」がはっきりと見えました。

今紹介した星座は全て撮影したつもりでしたが、カメラの機能を使い切れなくて紹介できるような写真は撮れませんでした。ただ望遠レンズでねらった「オリオン座」の三つ星付近は何とか撮影できましたので紹介します。

M42星雲は三つ星下の縦の三つ星真ん中にあります。肉眼でもボーと見えますが、双眼鏡を使うとはっきりと見ることができます。

「馬頭星雲」はこの写真でもよく見えません。PCの画面を傾けたりすれば少しはっきり見える角度があるので見ご覧ください。残念ながら馬頭といわれる「馬頭」の姿を撮影するには全く至っていません。

山ノ内町は星がきれいに見える町です。少し山手にはいれば光害もなく星は降ってくるように見えます。スキー、温泉を楽しんだ後、夜空を眺める観光もいいものです。


2012年2月20日月曜日

ロマン美術館「第2回スノーモンキー写真教室」

地獄谷温泉 手前に大噴泉
山ノ内町の観光スポット「地獄谷野猿公苑」でスノーモンキーの写真を撮影する「スノーモンキー写真教室」が2月4日、18日に開催されました。この写真教室は、現在志賀高原ロマン美術館で開催中の「スノーモンキー写真展」にあわせて計画されたワークショップです。

18日(土)には、県内外から参加希望があった皆さんが集まり、ロマン美術館から地獄谷野猿公苑まで約2kmの雪道を歩きました。雪の舞う天気、こういう天候の方がスノーモンキーらしい写真が撮れるということで期待をして歩きました。汗をにじませながら歩いていくと、すでに見学してきた方々が「こんにちは」と、あいさつをしてくださったり「もうすぐですよ」と声を掛けてくださったりして心も温かくなりました。

野猿公苑に到着すると、露天風呂の周りには、ひと・ひと・ひとでした。外国から見えた方が多くて世界的に有名なスポットだということを改めて感じました。参加者は思い思いの場所で約一時間半、傑作をねらってシャッターを切っていました。
デジタルカメラの時代ですからたくさん撮影できる時代です。中にはバシ、バシ、バシと連写で撮影されている方もいました。講師の萩原敏夫さんから「デジタル写真だから補正ができます。でもあまり補正をしすぎないようにしたほうがいい」などとアドバイスをしていただきました。

公民館からも2名参加しました。撮影した写真を何枚か紹介します。




何か怒っていました
大噴泉が見事なつららに・・きれいです。


2012年2月17日金曜日

第12回長寿大学「意外と知らないニホンザル」

平成23年度の長寿大学は12回目を迎え残すところ後3回となりました。インフルエンザをはじめ風邪をひかれたりして欠席も少し多くなったかなと感じました。

今回は、「スノーモンキー」として世界に知られている地獄谷野猿公苑から萩原敏夫さんを講師に迎えて「意外に知らないニホンザル」という講演をしていただきました。
長年野猿公苑に勤務されニホンザルとつきあってこられ、また写真も撮られてきた萩原さんからニホンザル全般的なことや野猿公苑のニホンザルについて貴重なお話をお聞きする事ができました。
昔話によく出てくるサル、絵本の中ではしっぽが長く表現されていますが、実はしっぽは短いこと、地獄谷で始めて温泉にはいったのが、後楽館の野天風呂だったこと、好奇心旺盛な子ザルがはじめに入ったことなどの話から始まりました。また私たちが先入観、固定観念として持っていること、例えばボスザルは威張っている・・・実はそうではなく頼りにされていて威張っているわけではないこともお話ししていただきました。
最後の質問時間でも「風呂の適温は?」などたくさん質問が寄せられ充実した講演会となりました。

上の写真の案内黒板には、「しぶざる君」の原作者であるNさんに直接描いていただきました。

2012年2月16日木曜日

「お気に入りの本見いつけた!」蟻川図書館だより

今日は、やや暖かい日となりました。町立蟻川図書館に行ってみますと小さいお子さんを連れたお母さんが、絵本コーナーで本を選んでいました。大きいお兄ちゃんは私に「ほら、これ」といってミニカーの図鑑を得意げに見せてくれました。自動車が大好きなんだそうです。小さい女の子はお母さんと一緒に本を選んでいました。なんともほほえましい光景です。きっと家に帰って選んだ本をお母さんの膝の上で読んでもらうのでしょう。小さな頃から本に親しんで育つと心の豊かな人になるといわれています。

ところで、蟻川図書館には雑誌コーナーもあります。毎週、毎月様々な雑誌が発行されていますが、全てというわけにはいきません。ロビーのソファーに座って雑誌を読んでいらっしゃる方も多く見かけます。バックナンバーもありますのでご利用ください。

雑誌コーナーの中に「致知」という月刊誌があります。「人間学を学ぶ月刊誌」と表紙に記されています。写真や広告がほとんどなくほとんど文字の月刊誌ですが、中身は深いものばかりです。手にとって読み込もうとするには難しいような内容ですが、じっくり読むには素晴らしい雑誌です。

長野県の図書館では相互貸借をしています。横断検索で読みたい本がどこの図書館にあることが分かれば借りることができるのです。「致知」をおいている図書館は2館と少ないので蟻川図書館に相互貸借の申し込みがあります。

気軽に読める本、ちょっと難しいけど読み込みたい本・・・お気に入りの本を蟻川図書館で見つけてください。

2012年2月14日火曜日

イリオモテアサガオ・ツキミソウの成長(2月)

このブログで何回か紹介した「イリオモテアサガオ」の成長が順調です。

イリオモテアサガオは、緑のカーテンとして毎年育てています。昨年も電力節約の夏、公民館の遮光に活躍してくれました。「種がほしい」という方が多いのですが、種はできない品種です。ですので挿し芽をして育てています。昨年秋挿し芽をしたところ、現在8本順調に育っています。日が長くなりツルも伸び始めています。

ツキミソウも株のままとっておいたところ芽が出て、これも順調です。

過去のイリオモテアサガオ関係記事リンク
http://kouminkan.blogspot.com/2011/07/blog-post_16.html
http://kouminkan.blogspot.com/2011/07/blog-post.html

2012年2月13日月曜日

災害の歴史に学ぶ「西部公民館歴史学習会」

2月11日(土)山ノ内町西部公民館では、第3回歴史学習会が約30名の参加で開催されました。

今回は昨年3月の東北の震災、長野県北部の震災で大きな被害があったこともあり、夜間瀬地区(西部地区)の古文書から弘化4年の善光寺地震、凶作・水害・飢饉、災害に対しての対応について、「よまぜ郷土史研究会」の皆さんに話していただきました。

弘化4年4月24日の善光寺地震はマグニチュード7.4と推定される大きな地震でした。善光寺のご開帳ということがあり、多くの参詣者で善光寺界隈はにぎやかでした。午後10時頃発生したことでもあり、家屋の倒壊などで多くの犠牲者がでました。また山崩れで犀川がせき止められ、土砂ダムの決壊で大水害も起き死者総数8600人強とも伝えられています。古文書によれば、夜間瀬村から善光寺に参詣に行った25名の方が犠牲になっています。

また、夜間瀬村に関わる災害の歴史についても話していただきました。延宝8年(1680)の大飢饉で一つの集落が無くなったことや度々の旱魃、冷害、大風、大雪などで年貢御赦免のお願いを役所に下書付など興味深い話をしていただきました。

2012年2月10日金曜日

「寝たきりを半分に減らす」~長寿大教養講座~

2月9日(木)山ノ内町長寿大学には、「寝たきり半分推進協議会大岡研修所」の管理栄養士、的場明子さんを迎えて「寝たきりを半分に減らす~血管を守る生活術 食事編~」と題した講演をしていただきました。

はじめに的場さんは、「食事はかつて生きるための食事だったが、現代の食事は気をつけないと健康を損ねること、特に脂質、糖質の多い食事が日本にも浸透し動脈硬化が進む原因となっていること」を指摘し、寝たきりにならないための食事のとり方を説明されました。

毎日の食事で心がけたいこと

  • 脂質を取りすぎないで食物繊維を増やす
  • 脂質は1日40g以内に・・・食卓を見て脂質がどれくらいあるか意識するだけでも違ってくる
  • 食事のはじめに、まず食物繊維(野菜、海草類、コンニャクなど)を食べる・・・満足感、満腹感、消化吸収のバリアという3つの効果がある。


最後に「寝たきりを半分に減らす 3つのポイント」を教えていただきました。

  1.  毎朝、血圧を測る
  2.  毎朝、体重を測る
  3.  食事のはじめに10分間野菜を食べる

寝たきり半分推進協議会大岡研修所 http://netakirihanbun.naganoblog.jp

2012年2月9日木曜日

西部公民館「歴史学習会」のご案内

山ノ内町西部公民館では、本年度も夜間瀬村の歴史について学ぶ「歴史学習会」が開催されます。

昨年3月11日、12日の東日本大震災、長野県北部地震は、私たちに様々な教訓や自然災害の恐ろしさを伝えました。今なお、住みなれたふるさとに帰れない被災者の皆さんが大勢いらっしゃいます。心からお見舞い申し上げます。
今回の震災後、先人が残した災害を最小限にする知恵が多数発見されました。山ノ内町も過去にさかのぼりますと、「善光寺地震」、浅間山の噴火による「天明の飢饉」をはじめ、数多くの災害や飢饉を経験してきました。地域に残る古文書には、その歴史が記されています。
今回、「よまぜ歴史研究会」の皆さんに、古文書を読み解いていただきながら「夜間瀬村の災害・凶作・飢饉」について解説をしていただきます。


期日 2月11日(土) 午後2:00~
場所 よませふれあいセンター(地図へのリンク)

2012年2月8日水曜日

第1回スノーモンキー写真教室が開催されました

現在志賀高原ロマン美術館で開催されている「スノーモンキー写真展」にあわせて、2月4日(土)第1回スノーモンキー写真教室が開催されました。

ロマン美術館に集まった参加者は、徒歩約30分で地獄谷野猿公苑に到着し、萩原敏夫講師の指導で温泉にはいるニホンザルの姿をカメラにおさめました。

第2回は2月18日(土)に開催されます。詳しくは下記URLからご覧ください。

志賀高原ロマン美術館ホームページ
http://www.s-roman.sakura.ne.jp/

中央公民館つれづれ草
http://kouminkan.blogspot.com/2012/01/blog-post_18.html

2012年2月6日月曜日

志賀高原レッツスキー~猪谷千春さんと~

先週末はそれまでの大雪から一変して快晴に恵まれました。山ノ内町では晴れ間を待っての雪の始末に汗を流している住民の皆さんの姿を多く見ました。ふるさとの名峰「高社山」もくっきりとした姿をみせていました。
そんな好天に恵まれた2月4日、志賀高原ブナ平スキー場では、長野県スキー発祥100周年記念イベント「志賀高原レッツスキー」が(65名の児童参加者)行われました。子どもたちは各グループに分かれインストラクターの指導で楽しい一日を過ごしました。

このレッツスキーにスペシャルゲストがいらっしゃいました。記念写真の中央に写っている茶色いウエアを着た方、猪谷千春さんです。猪谷さんと聞いてすぐお分かりの方は年配の方になるのでしょうか、子どもたちには始めて聞く名前だったようです。猪谷さんは、1956年(昭和31年)の冬季オリンピックスキー回転競技で銀メダルを獲得した方です。日本人として発の冬季五輪メダリストです。またIOC委員としても活躍された方です。また山ノ内町の名誉町民でもいらっしゃいます。80才を迎えられ「スキーをするのは長野オリンピック以来かな」ということですが、さすがの滑りを見せてくださいました。

山ノ内町の名誉町民
http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/toukei/eiyocho.htm

2012年2月3日金曜日

2/2 長寿大学「ふるさと歴史ばなし」

第10回長寿大学は、木島平村文化財調査専門官、樋口和雄先生を迎え、山ノ内町の歴史について講義をしていただきました。

まず山ノ内町にもある「百番観音」のお話をしていただきました。全国的には西国33札所、板東33札所、秩父34札所が有名ですが、山ノ内町にも百番観音があります。北部地区から木島平村にかけての「とりで街道」、上林から丸池にかけての「峠の観音」はよく知られていますが、木島平から草津へ抜ける「湯道」の観音さまとして道中の安全祈願と札所巡りも兼ねていたそうです。

観音さまというと十一面観音、馬頭観音、千手観音などたくさんの種類がありますが、人間と同じ姿をした「聖観音」から始まって、様々な人間の願いを聞いていただけるようにということで顔や手が増えた姿になったそうです。

また、西部地区(夜間瀬)を戦国時代におさめた夜交氏(よまぜし)の歴史についてもお話をいただきました。戦国時代の混乱の中で夜交氏は、武田氏、織田氏、上杉氏の家臣として仕え、徳川の時代になると、上杉氏と共に米沢に移ったそうです。

講演の後も何人かの受講生が個人的に質問をされていて、ふるさとの歴史に関心が深いことを改めて感心しました。

2012年2月2日木曜日

雪降りが続きます・・・明日は節分

長野県北部、東北地方の豪雪のニュースが連日報道されています。雪下ろしや雪崩などで亡くなられた方も出ています。

こちら山ノ内町では大きな被害はまだ出ていませんが、連日雪が降っています。昨日は晴れ間も出ましたが、えさが無くなったのか、雪の中ムクドリが残されたリンゴを無心についばんでいました。また地獄谷の野猿公苑ではサルの入浴を見たり、写真におさめようと大勢の観光客の皆さんが訪れています。

明日は節分、明後日は立春です。暦の上だけのこととは分かっていますが、春が待ち遠しいです。

2012年2月1日水曜日

大雪の晴れ間に

今日から如月2月です。4日には暦の上では立春を迎えます。一昨日、昨日と大雪も一休みで久しぶりの太陽が顔を見せてくれました。

先週からの大雪で山ノ内町にも豪雪警戒対策本部が設けられました。平成18年豪雪の再来かと言われる今回の豪雪です。毎日毎日雪が降り続き、「また雪だいね。もうさんざださ」というのが挨拶になっています。

高社山の北側にある北部地区は豪雪地です。北部公民館は1月18日に雪下ろしをしたのですが、昨日屋根に約1mの積雪です。中央公民館の駐車場も除雪で集積された雪で約3mの雪の山ができました。

1月30日(月)は、日中久しぶりに日が差して雪がやみました。高社山も久しぶりに全体が見えました。そんな日差しの中、南小学校では子どもたちがクロスカントリーのスキーを履いてグランドを走っていました。「先生、先生が鬼だよね~~」という元気な声が聞こえてきました。先生が鬼になってグランドで鬼ごっこをするようです。また、よませスキー場には修学旅行の高校生がスキーを楽しんでいました。悪天候の中のスキーは、寒くて寒くて「もうスキーなんかいやだ」と思ったことでしょう。昨日まで2日間、暖かくてスキー日和でした。思う存分楽しんで、またいつか山ノ内町に来てほしいものです。

さんざ・・・「さんざん」を語源としている方言だと思います。「さんざんだ」「もうたくさんだ」という意味で使っています。