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 長野県の北部にあり、志賀高原や山ノ内温泉郷等の観光地、リンゴ・ブドウなどの果物畑、自然豊かな高原を自負している山ノ内町の中央公民館です。また、温泉を楽しむニホンザル(スノーモンキー)でも有名になり、外国からのお客様も多くなりました。このブログでは、山ノ内町の公民館活動を始め、伝統文化、行事、人々の営み、文化財、季節、自然などの情報を発信し、故郷山ノ内町を見つめ直したいと思います。   

2012年2月3日金曜日

2/2 長寿大学「ふるさと歴史ばなし」

第10回長寿大学は、木島平村文化財調査専門官、樋口和雄先生を迎え、山ノ内町の歴史について講義をしていただきました。

まず山ノ内町にもある「百番観音」のお話をしていただきました。全国的には西国33札所、板東33札所、秩父34札所が有名ですが、山ノ内町にも百番観音があります。北部地区から木島平村にかけての「とりで街道」、上林から丸池にかけての「峠の観音」はよく知られていますが、木島平から草津へ抜ける「湯道」の観音さまとして道中の安全祈願と札所巡りも兼ねていたそうです。

観音さまというと十一面観音、馬頭観音、千手観音などたくさんの種類がありますが、人間と同じ姿をした「聖観音」から始まって、様々な人間の願いを聞いていただけるようにということで顔や手が増えた姿になったそうです。

また、西部地区(夜間瀬)を戦国時代におさめた夜交氏(よまぜし)の歴史についてもお話をいただきました。戦国時代の混乱の中で夜交氏は、武田氏、織田氏、上杉氏の家臣として仕え、徳川の時代になると、上杉氏と共に米沢に移ったそうです。

講演の後も何人かの受講生が個人的に質問をされていて、ふるさとの歴史に関心が深いことを改めて感心しました。

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