第53回となる今年の大会は、「明日の公民館を考えよう」をテーマにし、一日目の全体会、二日目の分科会(15分科会)で600名余の参加者が熱心に研究協議を行いました。
全体会では「信州発リレーメッセージ」では、4つのメッセージが発表されました。
①長年公民館活動に取り組んでこられた飯田市竜丘公民館木下陸奥さんから「学びが人を育て、地域を支える力になった」という報告
②阿智村伍和(ごか)公民館長井原館長さんから「公民館活動から始まる地域づくり」について報告
③小川村の「美しい村小川絆ネットワーク」の村越理事長から小川村の人々が公民館やNPOのネットワークを通じて村の活性化に取り組んでいる報告
④松本市巾上西町筒井会長さんから松本大学や農家と連携した「もったいないプロジェクト」についての報告
その後、基調講演「公民館への期待と可能性を考える」(松本大学白戸教授)をお聞きしました。
①地域づくりというけれど、公民館がカルチャーセンター化していないか
②公民館は地域住民の思いを共有して解決への橋渡しをしたい
③地域には宝や人材がたくさん眠っている。それを掘り起こそう。若者の力に頼ろう。
④公民館は学びと実践でみんなが住むところを作っているところ
多くの示唆をいただきました
二日目は分科会に参加しました。参加した第5分科会は「地域文化の伝承と掘り起こし」というテーマで浜松市天竜公民館の実践が報告され、研究協議が行われました。地域住民や団体と連携しての文化の掘り起こし、マップ作りの実践報告から多くのことを学ぶことができました。
分科会の会場となったのは、旧制松本高等学校の跡地に残された建物です。この敷地には歴史を感じさせるヒマラヤスギの大木が立ち並び、最近ではNHK「おひさま」のロケにも使われたそうです。
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