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 長野県の北部にあり、志賀高原や山ノ内温泉郷等の観光地、リンゴ・ブドウなどの果物畑、自然豊かな高原を自負している山ノ内町の中央公民館です。また、温泉を楽しむニホンザル(スノーモンキー)でも有名になり、外国からのお客様も多くなりました。このブログでは、山ノ内町の公民館活動を始め、伝統文化、行事、人々の営み、文化財、季節、自然などの情報を発信し、故郷山ノ内町を見つめ直したいと思います。   

2011年5月9日月曜日

高社山山頂にぎわった開山祭

5月8日(日)故郷の山「高社山」の開山祭が行われました。時々パラパラと雨があたってくる天気でしたが、山頂は大勢の登山者の皆さんでにぎわいました。

地元宇木区の開山祭実行委員会の皆さんは山頂にお祭りしてある祠に一年間の無事を祈念しておられました。
また地元山ノ内西小学校4年生の子どもたちが、学級のレクレーションで先生や保護者の皆さんと登ってきました。ひとりのお父さんにお聞きすると、クラスの”親父の会”で子どもたちに自然にふれ合ったり故郷を山頂から見させたりしたいという願いもあり開山祭にあわせて実施されたということです。子どもたちの笑顔を見て、子どもと親が一緒に故郷の山に登ることは親子のふれあいにもなり素晴らしいことだなと思いました。
山頂でひときわ目立った方がお一人いました。笑顔で山頂に立った赤い登山姿のおばあさんです。私は初めてお会いしたのですが、開山祭実行委員会の皆さんは「今年も来てくれたかい。ありがとござんす」と挨拶をされています。毎年開山祭にあわせて高社山登山をするこのおばあさん、お歳をお聞きしてびっくりしました。なんと大正9年生まれの90才だそうです。また53才から高社山に登りはじめ、この日で243回目ということ、年平均6.4回も高社山に登っている計算になります。疲れた表情を見せず笑顔が印象的でした。

いつも開山祭ではワラビなどの山菜も楽しみの一つだそうですが、今年はまだワラビも顔を出していませんでした。でも山道の脇にかれんに咲くカタクリが疲れをいやしてくれました。

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